スタッフコラム

素養として読んでおきたい哲学書5選

2022年5月9日

素養として読んでおきたい哲学書5選

 

 

哲学には興味あるけどんな哲学書を選んだらいいのかわからない!そんなひとにおすすめしたい、哲学書5選を紹介!

 

 

◎哲学書とは
哲学とは「真理を探究する知的営み」のことです。

わかりやすくいうと

「私ってなんだろう?」「生きる意味ってなんだろう?」「愛ってなんだろう?」

といったようなことに答えを見出そうとすることです。

 

世界の根源や本質を見極めるために知的探究的な取組みやその知的探究の方法などが書籍になっているものが哲学書です。

古代ギリシャで活躍した西洋哲学の父とよばれるソクラテスから、現代の哲学者まで、

ものごとのとらえ方を多くの言葉でさまざまな哲学書に残してきました。

それらは読む人の人生に学びを与え、答えを見出してくれることでしょう。

 

◎哲学書は難しい?!

 

哲学書というと難しいといったイメージが先走ってしまい、なかなか手を出せないひともいるかもしれません。

哲学書は、ものごとを考えることが好きという人に向いています。

また、人生に悩みや不安があり、それらを払拭したいと考えているひとにもおすすめの書籍です。

新しいものに興味がある、それらに意味を見つけたい場合にも哲学書はハマります。

ひとの考えだけ哲学は存在するといっても過言ではありません。

つまり哲学とは難しいものではなく、身の回りにありふれているものなのです。そう考えると哲学書も
少し身近に感じられるのではないでしょうか。

もちろん難易度はあるので、まずは自分にあった哲学書をみつけることがおすすめです。

 

 

〇自分の知識にあった本
知識といっても、ひとによってさまざまです。

そもそも哲学とは…というレベルならまずは入門編を選んでみましょう。

哲学がどのような学問であるのか、どのような考え方、使われ方をするものなのかを知ることから始めるといいかもしれません。
一般向けに分かりやすく解説されている本であれば、専門知識がなくても大丈夫!テーマが難しくても読み切ることができます。

 

〇学びたい内容や目的から

見識を深めたかったり、悩んでいたりすることがある場合、それらの思想に特化した哲学書を選ぶのもおすすめです。
哲学にも多くのジャンルがあり、西洋哲学、東洋哲学、ギリシャ哲学、イスラーム哲学、インド哲学、中国哲学や、
人生や生と死、愛や自由などさまざまな思想から選ぶという選択肢もあります。気になっている疑問を解決できるだけでなく、
そこからさらに新しい発見につながるかのせいもあります。

 

〇哲学の歴史から
哲学は先人の思想を受けてそれらをさらに広げたり訂正したりしながらあらたに答えを追い求めていくものです。
そこには哲学の歴史や流れが存在します、それを知ることも哲学への第一歩といえます。なぜ先人はそのように考えたのか、
時代によって変化する思想もおもしろいものです。

 

好きな哲学者から
世界中にそれぞれの思想を持つ哲学者がいました。

西洋哲学の父といわれているソクラテス、永劫回帰の思想を提唱したニーチェ、
日本を代表する哲学者である西田幾多郎、孔子・孟子などの諸子百家、実存主義のサルトルなど。

彼らの哲学が好きという場合にはぜひすすんで読んでみるといいでしょう。
 

 

◎素養として読んでおきたい哲学書5選

 

ここでは、読んでおくべき哲学書を紹介します。定番のものから初心者にも理解しやすいもの、

哲学の入門編などがあります。参考にしてみてください。

 

 

 ♦自省録 改版
  https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51nP42-cRfL._SX357_BO1,204,203,200_.jpg
  「生きているうちに善き人たれ」―ローマの哲人皇帝マルクス・アウレーリウスの日記です。今に残る自省録の内容は自分と向き合い
  倫理観を培っていく著者の真摯な姿をありありと伝え、私たちの心をとらえます。読み終わった後は、いいことをしたくなるはずです。 

  

 ♦ラッセル 幸福論
  https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51YB2WFC5CL._SX334_BO1,204,203,200_.jpg
  平和活動家としても有名だったラッセルが自分の関心を内へ内へとむけるのではなく,外界へとふりむけてあらゆることに好奇心を
  いだくこと、これこそが幸福獲得の条件でありそれは自己説得によって可能なのだ…と説きました。
  

 ♦方法序列
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  「われ思う,ゆえにわれあり」という名言があまりにも有名な1冊。真理を見出す方法を学者向けではなく民衆に向けて執筆したため、
  平易な言葉で順序よく書かれていて初心者でもしっかり読むことができます。

 ♦これからの「正義」の話をしよう
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  NHK『ハーバード白熱教室』とともに社会現象を巻き起こした大ベストセラーが待望の文庫化です。
  「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?」ハーバード大学の超人気哲学講義“JUSTICE”。
  つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜む中でよりよい社会の姿とは?を考えます。

 

 ♦哲学と宗教全史
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  最初に読んでおくことで哲学が理解しやすくなる1冊です。新聞やTVなどで話題になった注目の哲学書。
  哲学や宗教の歴史や背景がわかりやすい言葉で書かれているので、初心者におすすめです。
  
 
◎まとめ
 哲学書は人生や世界の真理など人類が紀元前から考え続けてきた問いにいまでも答えを求め続けるための書籍です。
 さまざまな哲学者が、どのような思想をしてどのような答えをみちびこうとしていたのか、歴史も深いものです。
 難しいと思われがちな哲学書ですが、入門編から難易度の高いものまであります。まずは興味をもって自分に合った哲学書を
 探してみてください。視野や考え方が広がり人生が豊かになることでしょう。